うちの照明さんM氏は、公演2日目の朝からひとりで、誰もいない空間で、色々と試してる。
本番終わったのに、何でだろう?と思った事があったが、やっと理解できた。
実は照明のお勉強をしに、照明デザイナーが探る『LEDの現状と今後の可能性』というものにいってきた。
来るのはほとんど、照明関係の人はがり。
これがまた面白い!
お芝居、ダンス、バレエ、オペラなど、舞台照明のデモンストレーションをしながら、明かりをつくり短い本番をする。作品によって明かりの作り方がちがう。
そして、微妙なさじ加減ひとつで意味合いが変わるほど、照明の効果というのがよく分かる。
例えば、桜に当てる照明は、月明かりなのか、少し桜色の明かりの方がキレイにみえるとか、人の顔に当たる光の強さは、何パーセントが良いのかとかとか。
また照明機材のメーカーによっても同じ白でも違いが出る。
なんとも奥深い。
だから、舞台での明かり作りは時間かかるはずよね。
こちらの意図を汲んでもらうためには、明かり作りの時間をきちんとかけないと、曖昧な無難な照明で終わる事になる。
舞台を作る者として、照明さんの気持ちも知っておくのは大事よね。
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