先日の「haco」の作品を観に来て下さった友人が
作品について、感想というか批評的なコメントを頂きました。
Report about haco
池上直子の踊りについて
冒頭のパ、鋭い針のような手足の動き、そして急に床に仰向けに倒れこむ。
クラシックな世界では、仰向けになった体から波紋が拡がるような空気を感じるものであるが、彼女の場合、周
りの空気が一瞬にして、まるで砂のくぼみに流した水のように、すっと彼女の倒れた身体の下
に吸い込まれてしまった。
一瞬の静寂、透明感。
まるで、生気を失った人形が横たわっているような・・。
彼女の持ち味はこの一瞬の動きに凝縮されていたと思う。
あえて、説明するならば、彼女の舞踊には色気というよりも余分なものを一切そぎ落としたすがすがしさがある。
容姿からくるイメージに反して、むしろ、男性的でさえある。その潔さに私もまた、惹き込まれ
るのかもしれない。
Hacoという作品であったが、最初3人のダンサーはそれぞれ勝手な動きをしている。
やがて一緒に寄り集まるようになるが、心はまだ別の次元にあるようなイメージ。
それが、寄り添うことで強調されている。
一方後半になると箱のディメンションが崩れて3人の動きは共に合わさり、それから心も混ざり合い、最後は新しく組み立てられた一つの箱となって消えていく。
(A.A)
とても文章が上手く、嬉しいです。
ありがとうございます。



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